Sentry SDK
セントリー SDK
Sentry SDKは、Webやアプリで発生する例外(エラー)や、パフォーマンスに関する情報を自動で収集し、Sentry上で可視化するための公式SDKです。初期化(DSN設定)を行うことで、スタックトレースや環境情報などを添えてエラーを送信でき、Tracing/Profilingなどの計測機能も追加できます。開発初期から本番運用まで、品質改善のための観測点として組み込む用途に向きます。
歴史と背景
Sentryはオープンソースとして広く使われてきた背景があり、現在はクラウドサービスとしても提供されています。近年のWeb/アプリは機能が複雑化し、障害の原因が「ユーザーの環境差」「特定手順」「ネットワーク条件」などに依存しやすくなりました。こうした“再現が難しい不具合”に対して、発生時の状況を自動で記録し、チームで共有できる仕組みが重要になり、Sentryのようなエラー監視・性能監視の導入が一般化しています。
特徴
Sentry SDKの強みは、単なるログ収集ではなく「原因特定に必要な文脈」をまとめて取れる点です。エラー監視では、例外内容とスタックトレースに加えて、環境情報やリリース情報などを紐づけて整理でき、対応の優先度付けや再発防止に繋げやすくなります。また、Tracing/Profilingを有効にすると、処理の遅い箇所やボトルネックを追えるため、速度改善にも活用できます。さらに、機能によってはユーザー操作の流れを追える仕組み(例:Session Replay)もあり、「何が起きたか」を把握しやすくなります。
BLOOM DESIGNでは、どのイベントを収集するか、個人情報のマスキング、サンプリング(コスト/負荷管理)、アラート設計、運用フロー(誰がどの粒度で見るか)などを適切に設計し、運用方法までを含めてご提案させていただきます。