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360度VR画像(パノラマ写真)を活用したバーチャルツアー

低コスト・短期間で高品質な実写VRコンテンツを制作

作成日:2018.09.06
更新日:2026.03.03
360度VR画像(パノラマ写真)を活用したバーチャルツアー

VR画像やVR動画を活用した「VRツアー・バーチャルツアー」についてご紹介します。360度VR画像(パノラマ写真)については、以下のページで制作工程などについてご紹介しています。

360度VR画像(パノラマ写真)の基本 ・エクイレクタングラー図法 360度VR画像(パノラマ写真)の作り方:一眼レフカメラでの撮影とノーダルポイント 360度VR画像(パノラマ写真)の作り方:HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)合成 360度VR画像(パノラマ写真)の作り方:PTGuiによるスティッチ

当ページでは、上記の工程で制作した360度VR画像(パノラマ写真)を使った「VRツアー・バーチャルツアー」の仕組みや概念について掲載しています。

360度VR画像(パノラマ写真)をバーチャルツアー化する基本的な仕組み

複数の360度VR画像(パノラマ写真)をホットスポットと呼ばれるリンクボタンによって繋ぎあわせたり、様々なインタラクションを加えて「バーチャル・ツアー」を制作します。

SPHERE形式・CUBE形式で画像を描画

WEBブラウザやアプリ、その他のビュワーで再生(レンダリング)する際には、立体面を平面図に展開したエクイレクタングラー形式(Equirectangular)やキューブマップ形式(CUBE MAP)を、再度立体に戻します。エクイレクタングラーは、球体を平面展開したものですから、もとの球体の形に戻します。キューブマップは立方体の展開図にあたり、こちらももとの立方体に戻します。

SPHERE・CUBEの中心に設置されたカメラの映像をビュワーにレンダリングします

立体に戻した360度VR画像(パノラマ写真)の中心にカメラがあります。このカメラに映った画像・映像をレンダリングした結果が、WEBブラウザやスマホの画面、HMD(Head Mount Display)に表示されるという仕組みです。これは、360度VR動画の場合も同じです。

360度VR画像(パノラマ写真)は、3Dではない

こうした仕組みで動くVRツアー・バーチャルツアーは、一般的な意味での「3D」コンテンツとは厳密には違います。確かに、球体や立方体は存在しますが描画される物体は全て平面です。これは、描画される全ての物体が3次元情報を持っている3Dコンテンツとは大きく違います。

360度VR画像(パノラマ写真)と3Dコンテンツの違い

360度VR画像(パノラマ写真)を使ったVRツアー・バーチャルツアーでは、カメラの位置は基本的に動きません。カメラの向きを変えることで見える方向を動かし、カメラの画角を変化させることでズームやパンといった操作を表現します。一方3Dコンテンツは3次元の立体空間を持っているので、カメラは自由に位置や向きを変えることができます。空間内の物体も全て3次元情報を持っているので、カメラの位置や向きが変わるたびに映し出される映像がレンダリングされます。

360度VR画像(パノラマ写真)の場合はカメラが動かせないため、空間の中を動き回ることができません。そこで、複数のパノラマ写真をつなぎ合わせて擬似的に空間の中を動けるように工夫したのが、「パノラマバーチャルツアー」という仕組みです。

360度VR画像(パノラマ写真)によるVRツアー・バーチャルツアーの仕組みとメリット

360度VR画像(パノラマ写真)によるVRツアー・バーチャルツアーの概念

3Dコンテンツのようにカメラを動かして好きな場所に移動できない分、360度VR画像(パノラマ写真)によるVRツアー・バーチャルツアーではたくさんの地点を撮影してそれをつなぎ合わせます。SPHEREやCUBE内に「ホットスポット」と呼ばれるボタン(上図の黒い矢印ボタン)を配置し、そこをクリックするとその方向で撮影している次の地点のSPHERE・CUBEを読み込みます。こうすることで、「行きたい方向に移動した」ような体験を演出します。

なるべく詳細に、細かく空間を表現・再現したい場合には、たくさんの地点を撮影します。最近では360度VR動画の画質も良くなりデバイスの処理速度も上がってきたので、上記のうちの何地点かを、360度VR動画で撮影することもできます。カメラをドリーして撮影すれば、より広い範囲の空間をトレースできます。

空間の中を隈なく動けることに面白みのある3Dゲームや、3次元情報を持っていること自体に意味がある場合、例えば何らかのシミュレーションを想定したコンテンツなどであれば、3Dコンテンツとして作る必要性があります。3DCG空間は非常に自由度が高く、拡張性もあります。

一方、現実の世界をできるだけそのままに記録・表現したい場合、3DCGをベースにするにはかなりのコストがかかるため、360度VR画像(パノラマ写真)によるVRツアー・バーチャルツアーは有用です。3DCGの中に360度VR画像(パノラマ写真)を組み込むような使い方もできます。

BLOOM DESIGNでは、ご要件・ご要望に応じて、実写360度VR画像、3DCGのいずれか、または両者をハイブリッドに組み合わせる形で、最適なバーチャル・ツアーをご提案させて頂きます。



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