韓国・ソウルに来てます。11年ぶり。
韓国にはソウルにしか来たことがなくて、4回目。前の3回は学生の頃で、こっちにいろいろ友達がいたので、衣食住全てお世話になって任せっきりで、ソウル市内の主な観光名所には一通り連れて行ってもらったような気がする。
11年ぶりに来てみると、「あ、ここ来たことある」「あ、そういえばこうだった」というような分断されたフラッシュバックはあるものの、当時自分の足で歩いていないから、初めて来たようなもんだった。
国を問わず雑多な雰囲気が好きで、特にこう、路地裏の雑居ビルから突き出す看板の連なりにはうっとりしてしまう。フェチと言ってもいい。ひとつひとつの看板になんと書いてあって、なんのお店なんだとか、さっぱりわからないからこそ、想像するだけで楽しくなってくる。どんな部屋なのか、どんな人がいるのか…。
日本も含めてアジアのこういう雰囲気が好きで、昔はいろいろと無茶な旅行をした。最近はさっぱり行かなくなったなと思うと、それが「大人になった故の制約」なのか「感性の衰え」なのか。前者であってほしいと思うけれど、後者の要素も多分にあるという自覚はあって、その点、反省の多い滞在になった。