Stripe SDK
ストライプ SDK
Stripe SDKは、Stripeの決済機能をWebサイト/Webアプリに組み込むための公式ライブラリ群です。サーバー側(Ruby/Python/PHP/Nodeなど)のSDKに加え、Web向けSDK(Stripe.js、React向け)やモバイルSDK(iOS/Android/React Native)も提供されており、要件に応じて構成できます。公式SDKを使うことで、ボイラープレートを減らしつつ、安全にStripeのAPIと連携できます。
歴史と背景
Stripeは2010年に設立され、オンライン事業者向けに「決済をAPIで組み込む」アプローチを広めてきた決済プラットフォームです。  決済は“作れば動く”だけでなく、不正対策、法規・カード要件、失敗時の再試行、返金、サブスク管理など周辺要件が多く、内製コストが膨らみやすい領域です。Stripeはこうした領域をAPI/SDKとして提供し、開発者がプロダクト側の価値に集中できる形を整備してきました。
特徴
Stripe SDKの強みは、決済を“アプリの機能”として統合しやすい点です。支払いの受付だけでなく、サブスクリプション、請求、支払い方法の多様化、決済後のワークフローなどを、統一されたAPI群として扱えるため、プロダクトの成長に合わせて段階的に拡張できます。公式ドキュメントでは、APIの仕様だけでなく、SDKのインストール、バージョン管理、アップグレード方針も整理されており、運用しながら保守しやすい設計が特徴です。
実務で重要なのは、決済導線をUI/UXとして成立させることです。例えば、入力体験(エラー表示、カード保存、3Dセキュア対応)、決済失敗時のリカバリ、領収書・請求書、返金、管理画面、計測(GA4等)までを含めて設計することで、ユーザ体験の質を向上します。また、タイムアウトやリトライによる二重決済を避けるための冪等性(idempotency)など、決済特有の実装ポイントもあります。Stripeの公式ライブラリでも冪等性の考え方が推奨されており、堅牢な実装に繋げられます。