国宝 松林図屏風 高精細デジタルビューア
能登半島地震・奥能登地域の豪雨災害による被災地への復興支援を目的とする事業 令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨復興支援事業「ひと、能登、アート。」にて、東京国立博物館所蔵の国宝「松林図屏風」を高精細画像で鑑賞できるデジタルコンテンツ「国宝 松林図屏風 高精細デジタルビューア」の開発を、当コンテンツを制作した東京国立博物館、NHKエデュケーショナルのもと、担当させて頂きました。
事例の概要
| クライアント | NHKエデュケーショナル |
|---|---|
| URL | https://noto-tohaku.jp/pinetrees/ |
| プロジェクト期間 | 2025年6月〜 |
| 公開(更新)時期 | 2025年9月 |
国宝「松林図屏風」は、能登・七尾出身の絵師長谷川等伯によって描かれた作品です。「ひと、能登、アート。」では被災地と縁の深い「松林図屏風」を活用し、鑑賞体験の中で地域文化の重要性を伝えています。
復興支援事業の「普及事業」では、2025年9月から11月の期間で輪島市、七尾市、志賀町の各市町に所在する小中学校等教育機関計16校で訪問授業を実施しました。「松林図屏風」を含む文化財や考古作品の複製品を用いたワークショップの中で、当ページにてご紹介する「国宝 松林図屏風 高精細デジタルビューア」も活用されています。
ページにはまず畳の上に配置された「松林図屏風」の3DCGが表示されます。ドラッグやスクロールで全体の角度を変えられる他、屏風を「とじる・ひらく」ことができます。屏風が絵画作品であると同時に調度品・家具であり、実際の生活の中でどのように利用されていたのかをイメージすることができます。
「鑑賞する」ボタンから、高精細デジタルビューアで松林図屏風を細部まで細かく鑑賞することができます。
元の画像のデータは松林図屏風を一扇ごとに数十の区画に分けて高倍率で撮影し、それらを合成したものです。膨大なデータ量となるこうした超高精細画像をWEBページ上で再生するには、「マルチ解像度タイル化」という方法を用います。超高精細画像を数千から数十万の画像ファイルに分割し、ズーム率に応じて必要な画像ファイルのみを画面に表示することで、通信データ量を最適化しブラウザの負荷を低減します。
マルチ解像度タイル化によってオーサリングすることで、とても軽量に動作し、滑らかにズームイン・ズームアウトしながら高精細画像を鑑賞することができます。「国宝 松林図屏風 高精細デジタルビューア」では、超高精細画像の解像度の限界までズームインできるため、作品の細かなところまで隈なく鑑賞することができます。
画面構成とデザインは、特別の説明がなくても直感的に操作できるよう制作しました。子供から大人まで、まるで「松林図屏風」に直接触れて鑑賞しながら、作品の魅力を感じられるデジタルコンテンツです。