昭和的ノスタルジックな遊園地:花やしき

撮影で浅草の花やしきに行って来ました。昭和的なノスタルジックを感じさせる小さくて素敵な遊園地。

看板等、色あせているのか、色あせさせているのか。

園内の何もかも、形や色合いが可愛くて癖になります。

大都会のビルの合間に埋もれるようにして、うごめいています。園内を縫うようにして、ローラーコースターが走ります。都内では有名な場所で、東京に住んでいる人なら誰しも1回は行ったことがあるんじゃないだろうか。

私は、高校生の時に遊びに来て以来。高校生なんて、考えていることはだいたいひとつかふたつだから、当時の花やしきはそれほど強い記憶を残しませんでした。しかし大人になって来て見ると、なんとも不思議で素敵で、気になることばかりの場所でした。

乗り物には色々な意味でスリルがある

ひとつひとつの乗り物や遊具の形に、愛嬌があります。塗装も子供向けに配色された鮮やかな黄色や青が多いですが、なぜか少しだけ日に焼けたような、時代を感じさせるような要素があります。

敷地が広くないから、空間を有効に合理的に活用するために、工事のたびに工夫を重ねて来たんだろうなと思います。アトラクションの配置、椅子や遊具の場所、階段の形、人の流れの設計など。じーっと見て見ると、「ほほう、なるほど」という箇所が、園内のいたるところにあります。

「昭和的なノスタルジック」と書きましたが、古い建物は作りが古いから時代を感じさせるし、古い時代に作られたものはデザインに時代を感じるので「ノスタルジック」だと感じます。一方で、そのように演出された、昭和的に感じるように作られた新しいものもあります。本当に古いもの、古いものを再利用したからそうなったもの、古いものを表現した新しいものなど、目についたものを一つ一つ分析していると、時間を忘れてしまいます。

場所の名前を確認してこなかった。有名なところなのかもしれない。

そしてもっとも気になったのが、遊園地の脇にあった商店街。というか飲み屋街。とても魅力的なお店の連なりかたでした。つい放浪してしまいそうな場所です。

最近では、外国人観光客に人気の浅草近辺。外国人にはもちろんですが、日本人にとっても再発見のある面白い場所かもしれません。